話題のRTX3080ですが、i7-7700Kのような2〜3年前のCPUでも問題なく使えるだろうかと気になっている方は多いはず。気になるボトルネックと有名ゲームのベンチマークテストの結果について調べたこともまとめてみました。
ハイエンドグラボのアップグレードは色々面倒くさい
普段からハイエンドモデルのグラボを使っていて、今回大絶賛のRTX3080のニュースを耳にし、これからアップグレードしたいなと思っている人は、当然ながら現在使っているCPUとのボトルネックが気になっていて結局CPUを含めマザーボードごと新しいものに一式変えないといけないんじゃないかと悩んでいる方がたくさんいると思います。
この記事を読んでる時点でゲーミングギアーについてある程度の知識を持っていると仮定し、初歩的な説明は省きますが、ご存知の通り、グラボだけアップグレードしても周りの機器が新型グラボに釣り合うものじゃなければリソースの損が発生するので、結局のところ、グラボをアップグレードするときは大体はゲーミングPC一式を買い替えることになることが多いです。
そのため、何十万も使って一式揃えたことは良いものの、2〜3年後またも何十万も使って買い替えるなんて、まあ、人によるとは思いますが、ちょっと考えてしまうところでもあります。
そのため、ゲーミングPCにおいて一番高価で、ゲーム体験で一番重要な要素であるグラボだけをアップグレードするのはどうなんだろう・・・と思ってしまうのも自然な流れと言えます。(もちろん今使っているCPUが話にならないほど古い場合は論外です。その場合は一式買い替えるしかありません。)
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7世代のi7-7700Kならまだいける!
なら、ちょっと古いCPUの中でどのCPUまでが今回のRTX3080がギリギリいけるのかについてですが、色々調べた結果、最低限7世代のi7-7700KまでOKなようです。(もちろんある程度のボトルネックは発生し、最新のCPUと比べるとフレームレートが若干劣ることは事実ですが、あまりに気にならないレベルです。詳しくは後述します。)
日本にはまだデータがなくて海外のレビューやベンチマークテストを中心に調べましたが、ベンチマークテストに登場する一番古いCPUがi7-7700Kだったためです。それ以上古い世代のCPUは普通に考えてもちょっと厳しいと思うし、実際にテストデータも見当たりませんでした。
i7-7700Kと言えば、ちょうど3年ほど前にGTX1080(Ti)とよくペアで活躍していたCPUです。悪評が多かったRTX初代(RTX2000番代)をパスしている人はまだi7-7700KとGTX1080(Ti)で現役として頑張っている人も多いんじゃないでしょうか。
私もそうなので、今回大絶賛のRTX3080に乗り換えたいと思っていて、今回このような記事を書くことになったわけです。
ベンチマークテスト結果
前置きが長くなってしまいましたが、RTX3080に関する様々なベンチマークを参考にしていると、このような素晴らしい動画に出会うことができました。
この動画ではGTX1080TiからRTX3080までをi7-7700Kとi9-10900Kで丁寧に比較分析をしています。とても素晴らしい内容です。
6:03あたりからですが、こんな感じの結果になっています。
解像度が1440pの時と4Kの時の比較になります。オプションは全てUltraにした場合です。
↑Call of Dutyの場合は1440pのときはCPUによる差が大きいですが、4Kになった途端グッと縮まりほぼ互角と言えますね。
↑Doom Eternalの場合は1440pと4Kともにほぼ差がありません。素晴らしい!それにしてもすごくないですか?GTX1080TiとRTX3080の性能の差。もう買うしかないですよね。それにi9-10900Kと差がほぼないので、私みたいにまだi7-7700Kで頑張っている人はグラボだけをRTX3080に変えるだけでこのようなとんでもない性能の向上が期待できるんです。素敵!
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↑Horizonもi9-10900Kとi7-7700Kの差はほぼないですね。でもRTX3080の恩恵は相変わらず凄すぎます!
↑1440pでは少し差が出るものの4Kでは互角に近づきます。
↑Overwatchも10900Kと7700Kの差はあまり見られずRTX3080の恩恵が目立ちます。
↑RDRもCPUによる差はあまり見られず、RTX3080の恩恵が素晴らしいです!
↑Rainbow SixもCPUによる差はあまり見られず、RTX3080による恩恵がすごいです。もう買うしかない・・・!
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結論
上記のテスト結果を見て分かる通り、特に4Kの場合はCPUによる差は低く、RTX3080による性能の向上がずば抜けています。
これはつまり、RTX3080にアップグレードしたいのに、RTX3080に釣り合いそうな最新のCPU(ここではi9-10900K)まで全部アップグレードする必要はないということです。i7-7700Kのような少し古いCPUでも十分RTX3080の性能を引き出すことができ、その恩恵を受けることができるという意味です。これは4Kの時に特に恩恵が大きいです。
ボトルネックの方も1440pでもそんなに気になるレベルではないし、4Kではほぼ無いくらいなので過剰な心配は要らないかと思います。ボトルネックはどちらかというと低解像度の時が大きくなる傾向があり、4Kに近づくほどCPUよりはGPUの役割が大きくなるため、ボトルネックは少なくなると言われています。そのため、例えばFHDで240Hzでゲームをやるならボトルネックは気になる水準まで上がるかもしれませんが、4K時代の到来に合わせて綺麗な4Kグラフィックを堪能しつづ60fpsでも十分満足という方はi7-7700Kのでもボトルネックは気にしなくても良いと言えます。
これまでnVidiaはGTX1080(Ti)の時代から4Kゲーミングの実現をチラつかせてきましたが、結局RTX2080(Ti)の時代でも4K 60fpsの実現は事実難しかったという経緯があります。それがやっとRTX3080になって実現した形です。(最近PS5が4K 120fps, 8K対応!とかほざいていますが、PS5で4K 60fpsは当分無理だし、そもそも偽の4Kなので論外です。今回のRTX3080は単純比較でもPS5の3倍に当たる30TFlopsもあります。30TFlopsでやっと安定した4K 60fpsが可能というのだからその3分の1の性能で4K性能を語っても意味がありません。もちろんコンソールならではの最適化と進化した偽4K技術によってそれっぽく見せかけることは可能かもしれませんが結局本物のネイティブ4Kではありません。PS5末期くらいになると実現するのも・・?)
いかがでしたか?もう買うしかないですよね?私も脱サラして、コロナという追い討ちまでくらい、お金がなくて大変な状況ではありますが、これは買うしかないと思っています。RTX2000番代をパスしている方、少し古いCPUでまだ頑張っている方、ぜひ今回のRTX3080にアップグレードしてみてはどうでしょうか。
様々なメーカーからRTX3080を製造していますが、今回のRTX3080は特にASUS製が圧倒的な人気を誇っています。↓↓↓
また、こんなにすごい性能のグラボを使うなら当然それに相応するモニターが必要ですよね。
ちなみに現在、私が使っているモニターは、ASUSの4K HDR対応のモニター、PG27UQですが、とても気に入っています。
気になる方はどうぞ。↓
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また、他にも4K HDRモニターを検討している方はぜひ下記の記事も合わせて読んでみてください。少し前の記事になりますが、PG27UQのご紹介と他のおすすめなモニターもいくつかピックアップしています。