Simplicity2を導入して非常に満足していますが、導入の際にいくつか気を付けなければならない点があったのでご紹介してみたいと思います。
Simplicity2を導入した際の話は↓
日本語パーマリンクにご注意!
Simplicity導入前にもし日本語のパーマリンクを使っていた場合は、Simplicityを導入すると勝手にパーマリンクが英語(ポストID)名に変わってしまうので気をつけてください。
例えば、元々ある記事のパーマリンクが、
「…/テーマをSimplicity2に変更する際の注意点/」だったとします。
しかし、Simplicityを導入した後、記事の編集画面でパーマリンクを見ると、
↑このようにパーマリンクが「 …/post-数字/」という形に勝手に変わっているはずです。
変わってはいけないパーマリンクが勝手に変わっていてビックリすると思いますが、実は記事の更新ボタンを押すまでは日本語パーマリンクのまま残っている状態です。つまりこれは仮の状態で、見た目だけああ見えているだけです。
「外観 > カスタマイズ > その他」に行けば、↓のようなオプションがあるのでここでチェックを入れましょう。(このオプションは最初OFFになっています。)
その後、戻って記事編集画面でパーマリンクを確認してみると日本語のパーマリンクに戻っています。
基本的にパーマリンクは変更しないほうがいいので、このまま放っておきましょう。
・・・それでも更新ボタンを押すとどうなるか気になる方のために・・・
一応、テストしてみましたが、
もし、最初「 …/post-数字/」で表示されている時に記事を更新してしまうと、パーマリンクが「 …/post-数字/」に更新されてしまいますが、その後も日本語パーマリンクでアクセスすると「 …/post-数字/」に自動リダイレクトされることを確認していますので多分・・・大丈夫かなと思います・・・が、これはあくまでもSimplicity導入後に書いた記事でのテストです。
なのでよっぽどの事情がない限りパーマリンクはこれ以上触らないことをお勧めします。
以下に自分の場合を追記しておきます。
ただ、私の場合・・・
そもそもパーマリンクに関してあまり知識がない状態で、今回Simplicityを導入した後、パーマリンクが勝手に「 …/post-数字/」の形式に変わっていたので、
”ちょうどいいわ、これを機にパーマリンクを英語に変えてスッキリさせよう”
と軽い気持ちでパーマリンクを変えてしまいました。
その結果、Simplicityインストールが終わった後、テストでGoogleから自分の記事を検索し、検索結果で表示されたリンクをクリックすると404エラーになってしまいました。
あちゃーと思い、先ほど変えた新しい英語のパーマリンクでアクセスしてみると問題なくページが表示されました。
その後色々調べてやっと、パーマリンクを軽々しく変えてはいけないということを知りました・・・。
とりあえず、急いで301リダイレクトを実施することに。
先ほども書きましたが、Simplicityを導入した後は、テストで新しい記事を作って日本語パーマリンクを英語のパーマリンクに変更したりしてテストをしてみると、問題なく自動でリダイレクトされましたが、私のように、最初別のテーマからSimplicityに乗り換えた場合はなぜか自動ダイレクトがうまく機能しなかったようです。
その結果、何十件もの記事を手動でリダイレクト作業をする羽目になりました。
原因は不明ですが、別のテーマからSimplicityに乗り換えの時には下手にパーマリンクの変更はしない方がいいと思います。
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AMPのURLにご注意!
Simplicity2ではAMPプラグインを入れなくてもすでにAMP機能がビルトインされているのでとても便利なのですが、AMP用のURLを「…/?amp=1」しか対応していません。
これが何を意味するかというと、AMPでURL形式としてよく使われている「…/amp/」でアクセスした場合、404エラー(ページが見つかりません)になってしまうという致命的問題が発生するということです。
Simplicity導入前は、「AMP for WordPress」というAMPプラグインを使用していました。↓
ちなみにこの「AMP for WordPress」プラグインは、「…/amp/」も「…/?amp=1」も両方対応しています。
しかし、このプラグインより生成されるAMP用ページがあまりにもシンプルなのと、Simplicity2のAMP機能と競合してしまうのもあまりよくないと思ったため、このプラグインを削除することにしました。(ちなみに削除せずに使うと、AMP用ページはこのAMP for WordPressプラグインが生成したものが優先されますが、どこかバグっていて見た目が良くないので削除したほうがいいです。)
となると、これまでGoogleなどの検索エンジンにインデックスされていたAMP用URLはすべて「…/amp/」だったので、「…/?amp=1」への301リダイレクト作業をしないといけません。(必須)
リダイレクトの重要性は言うまでもないかと思いますが、この作業を怠ると404エラーはもちろん、そのせいでそれぞれの記事が持っていた評価を引継ぎでできなくしまい、結果的にサイトの評価に大きな悪影響が出てしまいますので、必ずやったほうがいいです。
リダイレクト作業には「Redirection」プラグインが便利
パーマリンク変更によるリダイレクトと、AMPのURLの変更によるリダイレクトで併せて120件ほどリダイレクトをしなければいけなかったのですが、「Redirection」というプラグインで簡単に行うことができました。
使いやすくてとても便利です。
1件ずつ登録もできますが、私のように大量のURLをリダイレクトしなければならないときは、importで一気にできます。↓
CSVのフォーマットがよくわからない場合は、試しに「Redirects」のところからいくつか登録してみて、その後「Import/Export」でExportしてCSVファイルをダウンロードして直接確認してみてください。
リダイレクトした後は、それぞれどれくらいアクセスがあったか、いつ最後のアクセスがあったかなどの情報を簡単に確認できるのでとても助かります。
最後に
いかがでしょうか?
もし別のテーマからSimplicityに乗り換えを考えている方がいましたらお役に立てると嬉しいです。
今回の件で勉強になったのは、
・パーマリンクに日本語は使わない方がいい
・パーマリンクは基本的に変更しない
・やむを得ず変更しなければならないときには301リダイレクトを必ず行う
他にも、
・パーマリンクに形式は「投稿名」にした方がいい
・パーマリンクにはカテゴリを含まない方がいい
というものがありました。
やっぱり失敗って大事ですね。失敗をすることで何がダメだったか、どうするべきだったかがはっきりとわかりました。同じ失敗を繰り返さないように自然と対策も立てるようにもなりました。
また、これからもこの経験を活かしていければと思います。